2012-12-15

移動式クレーンの種類

今回は現場を離れて、移動式クレーンの種類について伝えたいと思います。
クレーン車といえど、ラフターだのクローラだの何がどう違うのか!

まず、「荷を吊り上げて移動させる機械をもつモノ」を移動式クレーンといいます。
これは以下のように分類されます。


1.トラッククレーン
 ①トラッククレレーン
 ②オールテレーンクレーン
 ③車輛積載形トラッククレーン

2.ホイールクレーン
 ①ホイールクレーン
 ②ラフテレーンクレーン(ラフター)

3.クローラクレーン



これらの違いは何なのか!



1.トラッククレーン
 トラックにクレーン装置が載っているもので、運転室と操縦室が別のものです。
そもそもがトラックであるため、機動性に優れています。



①トラッククレーン
 下部走行体が通常の荷物運搬トラックシャシを補強したもになっています。
機動性が優れているため重宝しています。


②オールテレーンクレーン
 不整地走行、作業に優れたトラッククレーン。車輪数が多く、前輪ステアリングができるので、
従来トラッククレーンより走行性もよい。


③車輛積載形トラッククレーン
 いわゆるユニック。トラックの荷台と運転室の間に小型クレーン装置が積載されている。
リモコンで操作します。



2.ホイールクレーン
 タイヤ付の専用フレームにクレーン装置が載ったもの。1つの運転室で走行と操縦が行える。

①ホイールクレーン
ラフターが開発される前のもの。
昔の写真から見つけ出してきました。


②ラフテレーンクレーン(ラフター)
 従来のホイールクレーンに加えて前輪駆動の大型タイヤを装備し、
不整地や比較的軟弱な地盤でも走行ができます。
また、普通の車ではありえない操向方式を備えているため、狭いところも大丈夫です。



3.クローラクレーン
 クローラ(キャタピラーと言ったりしますが、これは会社の名前で正式名ではありません)の上にクレーン装置が載ったもの。
 地面への設置面積が広いため、安定性がよく、不整地や軟弱な地盤でも走行できるが、走行速度は極めて遅い。また公道は走れないため、トレーラーなどでの運搬が必要である。

ジブ(ブーム)は用途によって変えられます。

タワーアタッチメント



と、いうように、クレーンと一口に言いましても歴史、用途によって様々な種類があるのです。
写真にあるように大体の種類を取り揃えておりますので、
興味のある方は金堀重機に遊びにきてくださいね!

宮澤 真菜